物件を押さえておくということは実は申し込むということ

物件を押さえておくということは実は申し込むということ

別に今日は決める気ないから・・・。

なんて自分に言い聞かせながら不動産屋さんに行って、もし良い物件に出会ってしまったらどうしますか?
まだ決める気がないとはいえ、いずれ引越すからお部屋探ししてるんだし、「次来たらこんなに良い物件もうないだろうな」と思いながらあきらめますか?

それともとりあえずこの物件、押さえておきますか?

賃貸物件における、この物件を押さえるという行為、実は入居申し込みをすることと同じということをご存知でしょうか?

つまり正確には賃貸のお部屋をとりあえず押さえるということはできないのです。

物件を押さえるということは入居申し込みをするということ

不動産屋さん
じゃ、この物件押さえておきましょう

表向きには不動産屋さんもこう言いますよね。

そういわれたお客さんは軽い気持ちでこう思うわけです。

お客さん
とりあえずこの物件を押さえておいて他を探してみよう

でも裏では、物件を押さえておくために実際に申し込みを入れるんですね。

不動産屋さん
では物件を押さえますので、とりあえずこの申込書に記入してください

なんて言われて事実上の入居申し込みをさせられます

お客さん
え?申込書?
でも保証人とかちゃんと確認してないし

そんなことは構いません。

不動産屋さん
わかる範囲で良いですよ

なんていわれてとりあえず自分の住所と勤務先くらいを書いて提出します。
不動産屋さんにはその方が逆に都合が良いのです。

記入された申込書は物件の管理会社や物元の不動産屋さんに送られます。

不動産屋さん
未記入箇所は確認でき次第送りますので
とりあえず申込みでよろしくお願いしま~す

はい、この時点で保留の一番手申込み完了!

全てが記入された申し込みは、すぐに入居審査に回ってしまいますが、未記入の申し込みなら、入居審査を遅らせる正当な理由になるんですね。

結果的にその物件にならなかった場合はどうなるのか?

不動産屋さん
あーすいませ~ん
あのお客さんキャンセルになっちゃいまして~

これで終わりです。

本来、賃貸物件において気に入った物件をしばらく押さえておくなんてことはできませんのでよく覚えておいてください。

じゃあ、不動産屋さんはなぜそんなことをするのか?
それはお客さんをつなぎとめておくためです。

でもこういう展開になるのはおおよそ担当の営業マンの経験不足や押しの弱さからくるマズいパターンなんです。

「じゃあ、これに決めましょう」って言えないから「とりあえず申し込んでおきましょう」ってなっちゃうんです。

お客さんの方も迷惑な話です。

「これしかないですよ」って言われれば決心がついたものを「とりあえず」なんて言われてしまうと、「あれ?ほかにも探せばあるのかな?」って思っちゃうんですね。

結果的にお互いの時間の無駄になってしまいます。

申込金(手付金)は預かってはいけない

以前は、申し込みをした時に申込金とか手付金を預けて物件を押さえていた時もあります。

※今はほとんどの自治体がこういった前金・手付金名目でお金を預かるのを禁じています。

これもお客さん側は物件を押さえるためと思っていますが、不動産屋さん側の思惑はキャンセル防止なのです。

昔は「キャンセルしたら手付金は返しませんよ」なんていうところもありました。
今はさすがにないとは思いますが、ご注意ください。

不動産屋さん
一応、申込金を入れてほしいんですが・・・
あっ、ダメだった場合はちゃんと返しますから

お客さん
え、今日はそんなつもりで来てないので、ほんと手元になくて・・・

不動産屋さん
1,000円で大丈夫ですよ

お客さん
そのくらいなら大丈夫です。

こんなやり取りの後、1,000円預かって終了。

それにしても1,000円って・・・
でも、ダメになったらたとえ1,000円でも返してもらいに行くでしょ?

すると、次はこんな展開になるのです。

不動産屋さん
はい、1,000円お返しします。

ところでまだお部屋決まってないですよね?
もう一度探しますので、どうぞおかけください。

全てがキャンセル防止とお客様のつなぎとめっていうお話でした。

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